中国人民銀行(中央銀行)が14日に発表したデータによると、2月の人民銀の外国為替資金残高は23兆9813億3800万元(約417兆1067億1600万円)に上り、前月比2278億8300万元(約3兆9628億1800万円)減少し、減少幅は前月を明らかに下回った。
中国民生銀行の温彬首席研究員は、「このことは2月の外貨準備の減少幅が縮小したことと一致する。3月1日に人民銀がうち出した預金準備率引き下げにより外国為替資金残高がマネタリーベースの投入に与えていた圧力が効果的に緩和され、金融市場の流動性が全体として安定した。現在のような元の対ドルレートが安定し、元の切り下げ観測が弱まり、銀行の外国為替代行決済・売買業務が正常な状態に向かう状況から考えて、外国為替決済・売買での赤字が縮小すれば、外国為替資金残高の減少幅もさらに縮小することになる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月16日