日常生活用品である爪切りは中国のスーパーでは常に目立たず、技術のウェイトが高くないとして、注目されない存在だ。中国製の爪切りは比較的粗末で、大同小異で、種類が単一で、長年2種類の製品しか生産していないメーカーもある。美容爪切り、子ども用爪切り、ペット用爪切りなど特色ある爪切りは中国の大多数の消費者が知らないものだ。人民日報が伝えた。
なぜ海外で爪切りを爆買いするのか?
世界トップレベルの製品と比べ、中国製の爪切りの供給水準は全体としてやはりはるかに劣っている。技術だけでなく、種類においてもだ。「デザインが独特なこうした爪切りは、ほんとうにかっこいい」。ドイツ・フランクフルトの免税店で北京から来た観光客はドイツ製の爪切りを絶賛し、1度に8、9個購入した。
日常生活用品である爪切りは中国のスーパーでは常に目立たず、技術のウェイトが高くないとして、あまり注目されない存在だ。世界のトップレベルの製品と比べ、中国製の爪切りは大きく劣る。これは技術だけでなく、種類やデザインにおいてもだ。小さな爪切りが、中国と世界の先進製造水準との開きを反映している。
中国で爪切りを製造している企業は多い。だが資金、技術、理念などの問題から多くの企業の爪切りは粗末で、大同小異で、競争の重点はほぼ価格に集中しており、数元(1元は約16.8円)のものがほとんどを占めている。一方、国外では例えばドイツのツヴィリングは新商品を打ち出し続けている。日本、韓国企業の製造する爪切りはツヴィリングほど「かっこよく」はないが、製品開発を重視しており、日韓の製造する美容爪切り、子ども用爪切り、ペット用爪切りなど特色ある爪切りは中国の大多数の企業が知らないものだ。現在韓国の「777」や日本の「貝印」などのブランドは中国の消費者に狙いを定めて中高級市場のシェアを争っている。
実は中国の爪切りメーカーにも「双箭」「555」など老舗は多い。だが近年、市場の変化の大きな流れを前に、こうした企業は倒産したり、シェアを大きく失ったりしている。