中国の児童文学作家・曹文軒氏が4日、イタリアボローニャ国際児童図書展にて、国際アンデルセン賞を受賞した。同賞を中国人作家が受賞するのは初めて。人民日報が報じた。
国際児童図書評議会(IBBY)により1956年に開設された国際アンデルセン賞は、「児童文学のノーベル文学賞」と呼ばれ、世界の優秀な児童文学作家やイラストレーターに隔年で授与される。
国際アンデルセン賞は、一生に一度しか受賞できず、作家の全業績を対象として授与される。今年の同賞には、作家28人とイラストレーター29人がノミネート。曹氏が見事受賞した。
1954年生まれの曹氏は、江蘇省塩城市出身で、現在は北京大学の中国語学部教授を務めている。「草房子」や「火印」などの作品で知られ、宋慶齢文学賞の金賞、氷心文学大賞、中国国家図書賞、金鶏賞最優秀脚本賞などの受賞経験がある。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年4月5日