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程永華大使「爆買い」と「包囲網」の同時出現を語る

人民網日本語版 2016年04月05日17:10

中国の程永華駐日大使は4日、日本の中国に関するメディアの報道にみると、ここ数年、2つの言葉がしばしば登場していることがわかると述べた。「爆買い」と「中国包囲網」だ。中国新聞社が伝えた。

長年にわたり対日実務を手がけ外交を知り尽くした程大使でも、2つの論理がかみ合わない言葉、さらに言えばまったく関連のない言葉が同時に報道に登場するのが不思議だという。程大使は、「これは第一に、中日両国国民の交流が日に日に密接になると同時に、政治や安全保障をめぐっては相互の信頼が欠けているという客観的な事実を反映したものだ。第二に、中国の急成長に対する日本の複雑な心境を映し出したものだ」と分析した。

程大使は、「中国人の日本に対する感情を考えると、日本は歴史、領海、安全保障政策の動向といった敏感な問題ではしばしば消極的な動きをみせ、必然的に中国メディアの注目と警戒を呼び起こしている。目下の世論環境が示すのは両国国民の感情の悪化だが、深層レベルで考えればお互いの理解がまだまだ不足しており、相互の信頼が欠けているといえる」と述べた。

程大使は同日、中日両国の伝統的メディアや新興メディアの関係者数十人が参加した「中日著名メディア関係者対話会」に招待を受けて参加し、あいさつの中で最新の世論調査の結果を挙げて、「中日両国国民で相手国に好感をもたないとする人がそれぞれ80%前後いたが、中日関係の重要性を認識している人もそれぞれ70%を超えた」と述べた

程大使は、「このような結果は、一方ではここ数年の中日関係の全体的ムードの影響を受けたもので、また同時に両国の世論環境とも密接な関わりがある。このため、両国のメディア関係者が客観的で全面的かつ中立の精神で、メディア関係者の社会的責任と職業上の良識を守り、中日関係を観察し報道し、両国国民の正しい理解と理性的な認識のために積極的な役割を果たし、中日関係の持続的な改善発展にプラスのエネルギーを蓄積することを願う」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年4月5日

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