韓国メディアetodayの報道によると、日本の熊本県で地震が発生した後、中国大陸と香港地区では旅行警報が発令された。これを受けて、韓国では中国人観光客の韓国旅行への期待が大きく高まっており、関連の株価もこれに伴い急上昇した。環球網が伝えた。
金融投資業界の19日の情報によると、免税店の株価が近日大幅に上昇している。4月12日、韓華Galleriaの株価は6万1700ウォンであったが、19日には8.91%上昇して6万7200ウォンとなった。ホテル新羅の株価も一週間で7.63%上昇、同じ時期にロッテショッピングも3.25%上昇した。
日本の地震発生を受けて、韓国では中国人観光客が大量に韓国に流れ込むだろうという予測が広がっている。日本は中国人観光客の大幅な増加で観光業の大きな発展がみられたが、今回の地震で大きな打撃を受けることは間違いない。韓国ではこれを機に中国人観光客が再び戻ってくることへの期待が高まっている。とりわけメーデーの連休が目前となっており、これも韓国の業界の期待をさらに膨らませる。
SK証券のキム・ギヨン研究員によると、円安と原油価格の下落によって、2014年は中国人の訪日が、15年は韓国人の訪日が持続的に増加、一度は低迷も見られた日本の観光業界は大きな繁栄を迎えた。しかし、熊本地震の影響で第二第三四半期に日本の観光業が打撃を受けることは必至。中国人観光客の増加という積極的影響により、韓国の免税店は新たな発展のチャンスを迎えるだろうという。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月21日