北京の街並みと言えば、灰色の壁と瓦、伝統的住居形式の四合院。そして胡同(フートン)。
胡同(フートン)とは、北京独特の細い路地、横丁のことで、まるで迷路のように張り巡らされており、一度迷い込むと、目的地につくのか、大通りに出られるのか、不安になることがあります。また、それを楽しんでわざと迷いこむことも。
元の時代の都、大都の道路建設規定で、幅二十四歩(約37.2m)を大街、十二歩(約18.6m)を小街、六歩(約9.3m)を胡同と定めたのが始まりだそうで、その頃は整然としていたと思いますが、その後、明、清、近代、現代と時代を経て、不規則な路地が増えていったことにより、現在の入り組んだ胡同となったそうです。
今や、9.3mの幅がある胡同は胡同らしくないですね。車2台がやっと通れるくらい。もしくは1台しか通れない。そんな幅が現代の胡同です。
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