フィリピンは力の格差のために二国間交渉によって争いを解決できないため、南中国海問題で仲裁裁判を申し立てたとの論評について、外交部(外務省)の陸慷報道官は9日「長年来、中国は大局に立って、建設的態度で南中国海問題を責任をもって扱い、交渉と協議の扉を開き続けてきた。だがフィリピンは中比の共通認識を顧みず、交渉と協議によって中国側と問題を解決する誠意を欠き、反対に南中国海で『被害者』を装い、挑発を続け、もめ事を引き起こし、摩擦を激化させ、地域の平和と安定を悪化させてきた。中国は『大国ゆえに小国を抑圧する』ことはないが、特定の国が正当でないやり方で『小国ゆえに大国にたかる』ことも黙認しない」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年5月10日