来月16日の開園にむけた準備を万全とするため、上海ディズニーランドの内覧会が7日、スタートした。誰もが大きな期待を抱く楽園は、どうやって童話の世界を現実世界に引き入れるのであろうか。解放日報が伝えた。
中国建築第八工程局有限公司(中建八局)が建設を請け負った上海ディズニーリゾートの「ミッキーストリート」、「ファンタジーガーデン」、バックオフィスエリアなどが、開園前に神秘のベールを脱いた。その随所に、上海の建設業者の濃厚な「職人精神」が満ち溢れている。
●10万枚の設計図で練り上げられたデザイン
上海ディズニーランドのメインエントランスに足を踏み入れると、「レミーのおいしいレストラン」に出てくるローストハウス、ミニーの「お菓子の家」、ミッキーの台所、トニーのレストラン、デイジーダックのコーヒーハウスなどなど、馴染みのあるさまざまなアニメに登場した建物が目に入る。
上海ディズニーランドでメインエントランスとフラワーガーデンの建設プロジェクトを担当した王棟プロジェクトマネージャーは、「これらの幻想的な建物が出来上がった背後には、10万枚に上る設計図によって繰り返し構想を練り上げたプロセスがある。ディズニーランドの設計は、米国側の『ファンタジー・エンジニア』による芸術的なインスピレーションに基づき、中建八局のプロジェクトチームが作り上げたものだ。つまり、芸術的インスピレーションと実際の施工のコラボレーションによる設計図を経て、リアルな建物が完成したことになる」と説明した。