2016年5月9日  
 

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人民網日本語版>>社会・生活

働く女性の約8割、出産後の転職を希望

「出産を契機に個人的価値が引き下げられる」などが理由

人民網日本語版 2016年05月09日15:51

5月8日の「母の日」に際し、求人サイト智聯招聘(Zhaopin.com)は「2016年職場の母親の現状調査報告」を発表した。これによると、「出産後は転職を考えている」とした職場の女性は78.9%に上った。また、子供が1人だけの女性のうち、「今のところ2人目を産むつもりはない」と答えた人は58.7%を占めた。中国青年報が報じた。

2人目出産が全面解禁となった中国では、「2人目出産」か、それとも「昇進」か、という難しい選択肢の間で揺れる職場女性が増えている。

「なぜ子供を産みたいと思わないのか?」との問いに対し、「子供を産み育てるにはお金がかかりすぎる」と答えた人が58.6%と最多を占め、「時間も精力も足りない(53.6%)」がそのあとに続いた。このほか、出産・子育てを躊躇する理由として、「仕事や昇進にマイナス影響が及ぶ(41.9%)」「妊娠・出産に絡む苦痛が心配(30.2%)」「結婚生活に対して確かな自信がない(23.3%)」などが挙がった。

回答した女性のうち、「妊娠・出産が女性の昇進に影響を及ぼす」と考えている人は95%を上回った。具体的な数値でみると、「非常に大きく影響する」と思っている人は57.1%、「まあまあ影響する」は37.8%、「影響はない」と答えた人はわずか5.1%にとどまった。

職場女性にとって最大の懸念事項である「出産育児休暇中に職場で起こる変化」について具体的に答えてもらったところ、「仕事がほかの人に取って代わられる(68.2%)」、「昇進が難しくなる(56.9%)」「育休後の職場復帰が困難(53.2%)」「個人的価値が引き下げられる(50.7%)」「仕事の効率が低下する(43.7%)」などが挙がった。

職場女性のうち78.9%が、「出産後は転職するつもり」と答えたことは、注目すべきだ。うち32.9%は、転職を済ませていた。「転職は一切考えていない」とした人は21.1%にとどまった。


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