中国の南方航空や国家衛生・計画出産委員会、民航管理局、関連の医療機関は24日、「臓器移送のグリーンルート共同構築に関する提案書」に調印した。これで、中国初の民間航空を利用した臓器移送のグリーンルートが正式に運営開始した。人民日報が伝えた。
南方航空は、24時間対応の緊急電話番号を開設したほか、旅客が事前に緊急電話番号を通して申請した場合と、旅客が搭乗手続きを行う場所で申請した場合のどちらにも対応できる、情報伝達と臓器の移送マニュアルを制定している。また、同社は、国の関連当局や空港、空港の管制、セキュリティチェックなどと、臓器移送の意思の疎通が図れる仕組みを構築し、便利でスムーズなグリーンルートの利用を保障する。そして、飛行機の予定通りの出発や税関の優先通過、飛行機への迅速な乗り降り、荷物の優先引き渡しなどを実現する。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月25日