中国は1日、今月の国連安保理議長国になった。人民日報が伝えた。
中国の劉結一国連大使によると、安保理は4月にシリア、イエメンなどの問題について公開議論を行う。劉大使は同日安保理の協議を主宰し、4月の取り組みについて協議した。また、国内外のメディアに対して、今月の取り組みを説明した。劉大使によると安保理は今月約30回の会議を行い、シリア、イエメン、中東、ソマリアなどの問題を話し合うほか、国連中央アフリカ共和国多レベル総合安定団の延期、国連西サハラ特派団の延期などの決議を採択する。また、パレスチナとイスラエル、対テロ、ギニア湾の海賊などの問題について公開弁論会を3回行う。
劉大使によると、議長国として中国側はすでに安保理の4月の取り組みを潘基文事務総長に提出し、国連総会議長とも意見交換している。中国側は引き続き客観的で公正、効率的で実務的、透明で開かれた原則に基づき、安保理の他の構成国、国連の数多くの加盟国および事務局と共に意思疎通と協力を保ち、安保理の4月の順調な取り組みを確保する。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月5日