アップルの年次開発者会議「WWDC」が14日未明、米サンフランシスコで開幕した。アップルファンが待ちわびていたiOS 10が正式に公開されたほか、最も注目されたのはたびたび登場した中国の要素だ。アップルが同会議で発表した情報によると、ユーザーはiOS 10から、アップルの地図アプリでタクシー配車アプリ「滴滴」を使い、タクシーを直接呼ぶことができる。Siri(音声アシスタント機能)でも同アプリを使用できるという。北京日報が伝えた。
アップルのエンジニアはSiriの重大なアップグレードを行った。Siriは1週間内に20億人のユーザーにサービスを提供する。アップルファンはSiriを使い微信(WeChat)を投稿し、画像を検索し、決済を行い、友人の口座に振り込むことができる。Siriで微信を使い、友人に「5分遅れる」と連絡する。Siriにタクシー配車を頼む。第3者決済サービス「支付宝」を使い、友人に100元振り込むようSiriに頼む――。今後は「Hey Siri」と呼びかければ、このようなことが音声だけで可能になる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年6月15日