超さんは、「その管理スタッフから侮辱された。自分を痴漢扱いした上に女子トイレに変なことをしようとして侵入したと言われ、警備室に連れていかれた。全く根拠のない非難に対して、調査に協力すると願い出た。しかし警備員と管理スタッフからの尋問とからかいに、恥ずかしさと怒りがこみ上げた。彼らは私の説明を聞いて大笑いし、私は頭がおかしいのだろうと思っていた」と話す。
NGOがジェンダーフリートイレを発案
NGO団体アンドリュー・カウンセリングセンターの楊剛氏は超小米さんの一件を耳にした後、以前に自身の友人がトイレで不便な目に遭ったことを慮り、「ジェンダーフリートイレプロジェクト」を発案、5月に入ってから現場でのプロモーションを実施した。現在、国連UNウィメン、国連開発計画(UNDP)の北京事務所と多数のカフェ、バーで「ジェンダーフリートイレ」標示の使用を開始した。
楊氏は、「『ジェンダーフリートイレ』は同機関におけるジェンダー問題の立場を示した。このトイレは化粧をする人、トランスジェンダー、幼い女の子と出かけた父親、小さな男の子を連れた母親、高齢の両親を連れた息子や娘など公衆トイレで遭遇するバツの悪さを回避できる。6月、北京市の『ジェンダーフリートイレマップ』を製作する予定だ。これに関連するワークショップを企画し、トイレを改造、維持する組織や人にコンサルティングおよびサービストレーニングを実施する予定で、彼らに「ジェンダーフリートイレ」標示と認定証を与えることにしている」と話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年6月17日