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上海地下鉄駅に「だれでもトイレ」設置 幼い娘を連れた父親に便宜

人民網日本語版 2016年01月14日16:11

上海市婦女・児童活動委員会は12日、「公共スペースにおける男女トイレ便器数に関する調査」結果を発表した。これによると、地下鉄駅構内に設置された公衆トイレの男女便器数について、現行基準に基づく合格率は約50%だった。関連会社の担当者は、「新路線の開通と古くなった現路線の公衆トイレ改造に合わせ、男女トイレの便器比率を改善する。また年内に、全駅に『だれでもトイレ』を設置する」との計画を明かした。東方早報が伝えた。

上海市は2007年、「都市公衆トイレ計画・設計基準」の施行をスタート、公衆トイレの計画的設置と設計において模範となる指針としての役割を担うようになった。だが、この基準も、公衆トイレの設置密度に対する基準が統一化されていない、建築業基準との整合性が不十分であるなど、もはや時代の発展ニーズに対応できるものではなくなった。

上海市市容(都市外観)環境品質モニタリングセンターの張峰センター長は、次の通りコメントした。

上海市緑化市容局は2015年、2007年版「基準」の改定作業に着手した。新基準は、2016年中に発表する見通しだ。今回の基準改定では、男女トイレの便器数の調整に取り組む。このほか、新基準には、「だれでもトイレ」および一般個室の増設が盛り込まれ、2016年末の完成を目指す。全市一・二類衛生環境公衆トイレの「だれでもトイレ」設置率を段階的に高め、市街地中心部で10%、郊外エリアで8%とする。(編集KM)

用語解説:「誰でもトイレ」

高齢の身体の不自由な父母を連れた女性、幼い女児を連れた父親、乳幼児を連れた母親など、特別な需要を持った人々に便宜を図った新型公衆トイレ

「人民網日本語版」2016年1月14日

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