2016年6月17日  
 

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北京各地に「ジェンダーフリートイレ」が登場、皆が快適に使えるように

人民網日本語版 2016年06月17日16:15

このほど、国連UNウィメン、国連開発計画(UNDP)の北京事務所並びに多数のカフェ内のトイレで「ジェンダーフリートイレ」標示の使用を開始し、性差に関係なく全ての人々が使用できるトイレにした。このプロジェクトの発案者によると、この標示は男女別のトイレを男女共同トイレへの変更、若しくはトイレのリニューアルという意味ではなく、性差に関係なく有効的なスペースの創造を提唱し、皆が使いやすいトイレにすることを意味している。京華時報が伝えた。

性的少数者(異なる時間や経歴で認識を変えた人を指す。心の中では男性と女性の性別の特徴が入り混じったり、伝統的な女性、男性の枠に当てはまらない人)の超小米さんは取材に対し、「男性の身体であるにもかかわらず、成長過程において段々と自分の心の性別と生理的な性別が異なり、心の性別は女性だということに気が付いた。25歳の時、初めて自分のために黒いハイヒールを買った。このハイヒールが私の人生を180度変えた。ハイヒールを履いて外に出てみたら、すれ違う人が私を指差していたが、全く気にすることなく、遂に正しい性別の表現方法を探し当てた」と語る。

しかしながら、トイレを使うという至って普通のことが彼に多大な苦痛を与えることになる。「一度、とてつもない屈辱を味わったことがある」という彼は、昨年10月1日の「国慶節(建国記念日)」の時に北京市の西単にある商業施設で買物をしてトイレに行った時のこと、面倒を起こしたくないので、いつもは身体障害者用の個室トイレを使っていた。しかしその日は故障中だったため、彼は男子トイレに入ったが、化粧をしていたため、男子トイレの清掃員に女子トイレに行くよう言われた。彼が女子トイレに入り、出てくると意外にも管理スタッフがドアをブロックしていた。「清掃員が私の身なりを不審に感じたのかもしれない」と、彼は言う。


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