中国の天文暦によると、6月21日午前6時34分、二十四節気のひとつ「夏至」が訪れる。この時期から国内の各地で、「あぶり焼きモード」や「サウナモード」の天気がスタートする。新華社が報じた。
天津市天文学会の趙之■(■は王へんに行)・理事は、「毎年6月21日または22日は、太陽の位置が黄経90℃となり、夏至が訪れる。夏至は、旧暦二十四節気のうち最も早く定められた節気だ。夏至の日は、太陽の光が北回帰線をほぼ鉛直に照らし、北半球で昼の時間が最も長い日となる。夏至が過ぎると、太陽の光は次第に南側に差し込むようになり、北半球の昼の時間はだんだんと短くなる」と説明した。
夏至の訪れは、酷暑が始まることを意味し、夏至が過ぎると熱波が襲来し、蒸し暑さも厳しくなる。気象データによると、中国の多くの都市において、過去最高気温は夏至以降に記録されている。
中央気象台は、19日以降、江南・華南地域の広い範囲で晴れた高温天気が続くと予測している。ほとんどの地域では、日中の最高気温が35℃から39℃まで上がり、一部地域では40℃から41℃に達する見込み。これらの地域では、高温天気が10日以上続くとみられる。