2016年6月21日  
 

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日本のオタクはすでに死んでいる ?

人民網日本語版 2016年06月20日15:50

遼寧省瀋陽市で開催された「クレヨンしんちゃん特別展示会」を見学する市民(2015年7月11日撮影)。

「二次元文化」は、第二次世界大戦後の日本で生まれた。戦後の日本は米国の統制下となっていたため、日本の精神分析家である土居健郎氏は、「戦後の世代が子供のように感情や考え方を表現するのにはちょうどマンガの本質とマッチしていた」と指摘している。人民日報海外版が報じた。

統計によると、日本のACG(アニメ、コミック、ゲーム)産業の生産額が、国民総生産(GDP)に占める割合は、農林水産業を超えている。日本の調査機構の統計によると、2004年の時点で、日本には「ACGオタク」が62万人おり、ACG産業は2千億円規模を突破。05年には、ACGの生産額がGDPの11.3%を占めるようになった。同数字は農林水産業の5倍以上に相当する。そして、13年には、日本のアニメ市場の生産額は2428億円に達した。

第12回中国国際アニメ祭で写真を撮る参加者(4月27日撮影)。

世界最大の市場調査会社、エーシーニールセンが14年2月に発表した、日本人消費者の視聴行動の分析に関する調査結果によると、スマートフォン利用者の55%が、スマートフォンで書籍購入や書籍閲覧などの電子書籍カテゴリのサービスを利用しており、1ヶ月のマンガアプリの利用時間はマンガ以外の電子書籍サービスの約2倍利用されていた。

日本でアニメ文化が人気となる経済的背景には、1970年代以降の「虚構の時代」があり、新しい世代は、物に不足したことはなく、消費主義が蔓延。社会の活気は薄れていた。


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