旅行をしながら散文を書き、それを本にする。武昌理工学院(湖北省)で中国語文学を専攻している学生らが日本を旅行した際に見聞したこと、感じたことをまとめた散文集「夏の思い出」を関西の出版社から出版した。中国放送網が報じた。
2015年、武昌理工学院は大阪に分校を設置。同学院の中国語文学の範文瓊・助教授は、学生11人を連れて日本を旅行した。学生らは、その際に見聞したこと、感じたことを「夏の思い出」にまとめた。同散文集には、日本で祝った「中秋の名月」とその際に感じたこと、日本で経験したちょっとした事やその感想、日本人の考え方、日本人の良い点などについて書かれた散文が収録されている。日本関西華文時報の編集者は、「感動の一作」と絶賛する。
散文を書いた学生の一人、劉丹さんは「日本人のことやエピソードを書いている。全て旅行中に見聞したことや感じたことだ」と話す。
範助教授は「中国語文学学部が設立されてから、既に湖北省作家協会の会員を含む多くの作家を輩出してきており、学生も続々と作品を創作している。『夏の思い出』は、22作品が収録された約7万字の本だが、日本で既に約2000冊売れた」と紹介。
10年9月、武昌理工学院は湖北省の大学ではいち早く、プロの作家育成を目指す中国語文学学部を設置。外部からも注目を集め、「作家クラス」とも呼ばれている。これまでに、同学部の学生19人が各級の作家協会の会員になり、作品の累積文字数は1000万字を超えている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年6月27日
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