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作家の王蒙氏、「ネットサーフィン」ではなく「精読」を

人民網日本語版 2016年01月13日11:02

黒竜江省図書館で10日に開かれた読者との交流イベントに出席した著名な作家の王蒙氏は、「読書がネットサーフィンに取って代わられてはならない。精読、咀嚼という意識をもって読んでもらいたい」と、自身の「読書の心得」を訪れた読者と共有した。新華社が伝えた。

インターネットが普及する今日、断片的にしか書物を読まなくなったという人は多いだろう。「かつては3日、5日、10日と時間をかけていたのが、そんな風に時間をかけて本を読む人は減ってきている」と王氏は語る。

王氏は80歳を過ぎた今でも読書の習慣を続けている。ニューメディアの発達で情報収集が便利に、快適に、爆発的になってきたが、ネットサーフィンが読書に取って代わってはならないと氏は考える。読書をネットサーフィンに移行することは「質から量への移行」に相当するという。

王氏は書籍の「精読」「咀嚼」を読者に勧める。「面白い本だけ読んでもだめ。難しい本、半分意味の分からないような本も読まないといけない。読みながら考え、分析するのだ」。

さらに、「読書を生涯の一大事とし、現代の作品にも、古書にも目を通し、中国語だけでなく外国語書籍も読むこと」を読者に勧めた。

王氏は著名な中国現代作家で、代表作に「青春万歳」、「活動変人形」などがある。長編小説「這辺風景(こちらの風景)」は2015年第9回矛盾文学賞を受賞している。(編集IM)

「人民網日本語版」2016年1月13日

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