中国、暑い今年は 81%が避暑地旅行を計画

「2016中国避暑旅行産業サミット」において発表された「2016中国都市避暑旅行発展報告」によると、昨年、中国の避暑地旅行の市場規模は引き続き拡大し、その消費規模が全体の10%を占めるようになり、今後も右肩上がりになると予測されている。同報告によると、今年、中国の華北、華南地域では、早くから気温が上昇しているのを背景に、住民の81%が夏休みに旅行を計画している。暑さや旅行計画などを合わせて考えると、今年は避暑地への旅行が大人気になると予測される。中国網が報じた。

今年、中国のほとんどの地域は夏の気温が例年より高く、華北、華南では、中国大学統一入学試験や端午節(端午の節句)が終わって、まだ夏が到来していない時期から「避暑」が話題になり、避暑地旅行の市場が例年よりも早く動き出した。

中国の検索エンジン・百度のデータによると、18都市を対象に実施された旅行願望に関する調査では、回答者約50%の夏の旅行の主な目的が「避暑」で、旅行願望も高かった。今ある避暑地旅行関連の商品に関しては、回答者の約3割が、魅力に欠けるとの見方を示した。旅行先に関する情報を取得する主な方法は、モバイル端末、ニューメディア、インターネット、微信（WeChat） 、微博(ウェイボー)だった。また、最も注目しているのは、避暑地の快適度や安全性だった。