G20は全人類の共同発展に目を向けるべきだ。中国は今年の議長国として、世界経済の主要な問題の解決におけるG20のリーダーシップを強化するべく、自らの役割を積極的に発揮している。今年に入り、中国は気候変動問題に関するG20議長声明の発表を推し進めた。これはG20初の気候変動問題のみについての声明だ。中国の後押しを受けて、G20は初めて開発問題をグローバル・マクロ政策枠組みの際立った位置に据え、初めて「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実行に向けた系統的な行動計画を策定した。
過去しばらくの間、世界経済は依然回復過程にありつつも、回復は極めて緩慢かつ不均衡で、新たな不確定要因も生じた。現在、世界の市場は様々な不確定性を呈している。欧州統合の構造は調整に直面し、世界の一次産品市場価格は下落し、金融市場は変動し、多くのエコノミーが内部経済の構造的問題に直面している。こうした中、各国がG20のプラットフォームで、革新的で活力があり、連動する包摂的な世界経済の共同構築に尽力し、杭州サミットを支持して対外的に積極的なメッセージを発し、世界経済の成長を刺激することには、代替不能な現実的意義がある。
杭州サミットは重任を担っている。各国が試練に共に対処することは、依然として世界経済の再生促進の希望であり、鍵である。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年6月29日
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