2015年中国家庭の幸福度調査の結果がこのほど北京で発表された。同調査は2011年より毎年実施されており、今回で5回目の実施となる。調査の結果、「幸せ」と回答した家庭の割合は76.89%で2014年比0.52ポイント上昇した。中国新聞網が伝えた。
2015年の家庭幸福度ポイントの平均値は6.60点(10点満点)と、個人の幸福度(6.41点)を大きく上回り、大多数の家庭が幸福と感じていることが分かった。なお、都市部家庭のうち「幸せ」と答えたのは81.16%、農村部家庭は73.25%。
また、環境の質も中国家庭の幸福度を測る重要なバロメーターとなった。調査によると、環境の改善は家庭の幸福度向上に役立っており、総合的な環境評価が高まるにつれ幸福度も上がっている。
このほか、食の安全問題が家庭の幸福度を脅かしていることも明らかになった。回答者の3割以上が「安全でない食品を購入した経験がある」と答えた。効果的でスムーズな問題解決方法がないため、ほとんどの消費者は食品安全問題に直面しても沈黙するしかない状態だ。2015年10月の新食品安全法の実施に伴い、中国の食品安全環境は改善しつつあり、社会全体の家庭幸福度の向上にも役立つとみられる。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年6月29日
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