メディアによる情報の伝達が現在ほどの速さで現金化されることはなかった。「ネット有名人経済」が成功しているのは、従来の「メディア」と「消費者」の関係を根底から覆したからで、メディアは道を伝え、業を授け、惑いを解く、近付きがたい教師のような存在ではなくなった。そして、若いネットユーザーらと、知識や趣味を分かち合い、喜怒哀楽を共にし、生活のちょっとしたことを共有する存在になっている。
1人のネット有名人が孤軍奮闘するスタイルでは、内容が淡白になり、提携の失敗など技術的な問題も発生する可能性が高い。しかし、新興のネット有名人経済は、全体が産業チェーンとなることで、ネット有名人が「一発屋」となるのではなく、クオリティの高いネット有名人に、人気を持続させる可能性を与える。
ネット有名人経済は、根本的に言うと産業チェーンだ。そして知的財産権を中心に、コンテンツやマーケティング、育成、転換などが欠かせない存在となっている。ネット有名人経済は将来、インターネット経済にさらに確実な利益をもたらす存在となるだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年7月18日
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