南京の歴史学者で、江蘇近現代史学会の会員・胡卓然さんが12日、最近発見された日本の歴史資料には、日本の「探検隊」が1933年8月に南沙諸島を通過した際に、中国の漁師が南沙を開発・運営していたことを目撃したほか、抗日スローガンもあったことなどが記述されていたことを明らかにした。専門家は、同歴史資料はフィリピンの「南沙諸島に所有者はいない」という主張に対し、再度反論が可能な証拠であり、中国人が南沙諸島で長期にわたって生活や生産活動を行ってきた史実を裏付けているとの見方を示している。人民日報海外版が報じた。
胡さんが最近発見した資料は1933年8月の日本側の史料で、中国の漁師だけが、長期にわたって、島に住み、漁を行ってきたことが詳しく記載されており、無人島ではなく、中国政府の主張を十分に裏付けている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年7月15日
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