中国航天科技集団公司が2日に発表した情報によると、同社第四研究院が独自に開発した、中国で直径・装填量・推力が最大の固体ロケットエンジンが同日、地上でのホットラン(熱間連続試運転)に成功した。科技日報が伝えた。
同院第41研究所首席専門家、固体ロケットエンジン企画総監督の王健儒氏によると、3メートル級固体ロケットエンジンは大型ロケットの固体ロケットブースターに使用される。それは低地球周回軌道での積載能力を100トン以上にし、中国有人月上陸・深宇宙探査の発展の需要を満たすことができる。
今回の試運転に成功した、直径3メートルで2つに分かれた大型固体ロケット推進エンジンは、同院固体ロケットエンジンシリーズにおける「力士」並みの力持ち。同プロジェクトは2013年末の立案後、固体セパレート型エンジンの無から有、小から大への変化を実現した。その間、エンジニアたちは大直径固体エンジン燃料室の連結、長時間稼働中のノズル熱構造設計、セパレート型固体エンジンの燃焼の安定性といった多くの重大技術に取り組んだ。大推力エンジン、2段型・3段型技術検証エンジンの研究・試験を順調に完了し、10数種類の新技術を検証・採用し、20数種類の新しい測定と試験方法を確立した。現在までに10数件の技術特許を生み出している。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月4日
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