中国科学技術部(省)が中国科学技術発展戦略研究院に委託した「第5回国家技術予測」は、今後10年間の中国の科学技術発展の方向・重点・効果を予測・評価し、100件のコア技術と280分野(業界)の重要技術を選出した。科技日報が伝えた。
世界的に用いられている技術予測方法により、まず1346件の技術の国内外の差を数値化した。その結果、中国の科学技術発展水準と世界の先進水準の開きが大幅に縮小され、全面的な追随から追随・リードへと変化していることが分かった。中国の技術は全体的に見て、世界の先進国と比べ「中の上」を示している。
今回の技術予測では、中国初の多くの試みがあった。たとえば、初めて未来の技術の経済・生態・社会効果を数値化し、モバイルインターネットなど60件の重大効果類技術、全海域深海有人潜水艇、深海宇宙ステーションなど40件の重大突破類技術を選出したほか、初めてがんワクチン、スーパーバッテリー、幹細胞一定方向培養器官などの画期的な技術を予測した。
今回の技術予測は第4回国家技術予測を踏まえた上で、「交通」「地球観測・衛星ナビゲーション」「海洋」「都市化・都市発展」という4分野を加え、中国の科学技術革新の主な方向をほぼ網羅した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月2日
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