○落ち込みが目立った体操・バドミントン・競泳3競技
今回のリオ五輪で、中国代表団は、飛び込み・陸上・テコンドーの3競技でそれぞれ、金メダルの数を1個ずつ増やした。男子20km競歩で王座を保ったうえ、劉虹選手も女子20km競歩で金メダルを勝ち取った。曹縁選手は男子3メートル板飛込で優勝し、「金メダル奪還」を実現した。陳艾森選手が男子高飛び込みで優勝したことで、この種目で12年間金メダルに縁がなかった中国は、見事返り咲きを果たした。テコンドーでは、恋人同士でもある趙帥選手と鄭■(■は女へんに朱)音選手がともに金メダルを獲得し、五輪三連覇のチャンスを逃した呉静鈺選手の無念を晴らした。
体操と競泳において、前回のロンドン五輪より金メダル数がそれぞれ4個少ない結果に終わったことも見逃してはならない。バドミントンは、ロンドン大会で合計5個の金メダルを獲得したが、今大会では男子シングルスと男子ダブルスでの2個の金メダル獲得にとどまった。このほか、ロンドン大会ではフェンシングで2個の金を獲得した中国だったが、今回は王者の座を守れなかった。射撃、トランポリン、ボクシング、セーリングの4競技については、金メダル数はロンドン大会よりそれぞれ1個減った。
○金メダル数減の三つの原因
1.新旧交代のタイミングで、実力が低下した
選手の新旧交代はどの種目であれ、きわめて難しい問題だ。ロンドン五輪からリオ五輪までの4年間、体操、バドミントン、ボクシングの各競技では、この問題によって成績が落ちたとみられる。
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