また、世界動物保護協会の主席環境保護官のジョン·ロビンソン氏は取材に対して、「レッドリストのランクが引き下げられる絶滅危惧種はめったにない。つまり、(ジャイアントパンダの)保護対策が効果的であるということ」と指摘している。ロビンソン氏は霊長類を専門とする動物学者で、中国のジャイアントパンダ保護について、「すばらしい」と絶賛している。ただ、IUCNは、「ジャイアントパンダの絶滅危惧Ⅱ類への分類は、恐らく一時的なもの。温暖化など、世界の気候が変化すれば、今後80年以内に世界の竹林の3分の1が消滅するだろう。ジャイアントパンダは引き続き絶滅の危機にさらされている」と警告している。
IUCNのレッドリストには現在、8万2954種の動植物が登録されており、その3分の1近くが、絶滅寸前 (CR)、絶滅危惧 (EN)、危急 (VU)に分類されており、絶滅の恐れがある。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年9月6日
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