スマートロボット、展覧会で人気者に

瀋陽市で開かれた第15回中国国際装備製造業博覧会及び第2回中国瀋陽国際ロボット展覧会において、愛らしいスマートロボットが連日、多くの見学者の目を引きつけた。これらのサービスロボットは徐々に、中国の一般人の生活に足を踏み入れようとしている。科技日報が伝えた。

見学者に囲まれたブースで、出展企業の職員がロボットに「小E、ダンスを踊って」と指示を出した。するとこの愛らしい、高さ30センチほどのロボットは飛び跳ね、歌い、一風変わったショーを披露した。見学者からはしきりに笑い声が漏れた。

「小E」は瀋陽■徳ロボット科技有限公司（■は火へんに韋）が製造したロボット。このかわいらしいスマートロボットには、他にも特技がある。携帯電話のほぼすべての機能を持ち、家電の電源切り替えや、屋内外の警備が可能だ。半径5メートル内の人体の体温を感知し、家主の携帯アプリに警報を出す。

その隣の瀋陽新松ロボット自動化股フン有限公司（フンはにんべんに分）の展示ブースでも、多くの見学者が足を止め、記念撮影していた。サービスロボット3台の身長は大人と同じほどで、顔のディスプレイには「うれしい」「焦り」などさまざまな表情を表示でき、ローラーを使い、ブース内を行き来する。「あなたは男性、それとも女性？」と問いかければ「私はイケメンロボットです」などと切り返し、簡単な会話であればスムーズに回答できる。

展示を担当したサービスエンジニアの張晋源氏によると、同社が生産したこのサービスロボットは不慣れな環境を識別し、障害物を回避できる。将来的には銀行のホール、企業の受付、売り場、ホテルなどの場で広く活躍し、解説、案内、料理の配達などの作業を担当できる。（編集YF）

「人民網日本語版」2016年9月6日