今年は、遠出する海外旅行が人気になる気配を見せている。同責任者は、「多くの国が中国人を対象に、ビザをめぐる便利な政策を実施している。加えて、直行便が増加するなどの有利な条件が重なり、連休中の海外旅行がさらに人気になるだろう。現在の問い合わせや予約状況からすると、今年、多くの消費者が早くから国慶節の海外旅行を計画している」と分析している。
その他、近場への海外旅行も、国慶節に合わせた連休の時期には大人気になる。北京のある旅行会社のスタッフは取材に対して、「今年は日本旅行の予約が特に多い。旅客は大体1カ月前に予約している。国慶節に合わせた連休中は飛行機のチケットもホテルも値上がりするため、日本旅行の値段も上昇している。当社の日本旅行の値段は普段約6000元(約9万円)であるのに対して、連休中は約1万元(約15万円)。値段が上昇しているのは当社だけでなく、各大手旅行会社も同じ」と説明している。
別の旅行会社の価格も上昇しており、スタッフによると、国慶節に合わせた連休中、日本旅行の商品の値段は約9000-1万2000元(約13万5000-18万円)で、普段より約2000元(約3万円)高い。
特筆すべきは、これまであまり人気のなかった旅行先が人気になりつつある点だ。ある旅行会社のスタッフによると、国慶節に合わせた連休中、東ヨーロッパやモロッコなど、これまであまり人気のなかった旅行先が人気になっており、予約者が大幅に増加している。
車で郊外に行って思いっきり遊ぶのも選択肢に
近場旅行にしても、遠出の海外旅行にしても、国慶節に合わせた7連休は、多くのサラリーマンにとっては、一年で最もゆっくりできる時間となる。そのため、多くの人が行きたい時にすぐに行けるような自由な旅行を希望している。しかし、現実はというと、この期間に旅行者が集中するため、「行きたい時に旅行に行く」というのは、簡単なことではない。
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