BRICS制度の独自性は既存の制度ではなく、関係国が各自の歴史、文化、地政学など多くの障害を克服し、全く新たなプラットフォームを創造的に築き、より合理的なグローバル・ガバナンス体制を図り、世界に解決策を示すことを任務とし、良い適応性と成長性を示すことにある。
これまでのBRICS協力を「クラブ」とするなら、現在のBRICS協力制度はすでに影響力ある国際組織として行動し、より広範な国際協力を促進し、世界経済の持続可能な発展のための新たな案を打ち出している。BRICS新開発銀行、アジアインフラ投資銀行、「一帯一路」(the belt and road)などはいずれもBRICS諸国がグローバル・ガバナンスシステムの発展に提供する公共財であり、世界にあまねく歓迎されており、世界の構造もBRICS諸国の台頭により深い影響を受けている。
将来を展望すると、BRICS諸国は途上国の利益とニーズをより代表する解決策を築き、南南協力を推進し、グローバル・ガバナンスを整備し、途上国のために一層の代表権と発言力を獲得し、より公平、公正、包摂的な国際秩序を構築する。この意味において、国際体制、グローバル・ガバナンスが整っていない現在、BRICS協力制度は将来世界を「良く治める」主要な原動力、先進的理念、公共財となる。
「開放、包摂、協力、ウィンウィン」は習近平国家主席が2014年の第6回BRICS首脳会議で打ち出したBRICS精神だ。われわれはBRICS5カ国がこの精神を堅持し、開放の中で相互包摂を実現し、包摂の中で共同発展を実現し、協力の中でウィンウィンを実現し、グローバル・ガバナンスの整備におけるBRICS諸国の協力水準をさらに高めることを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年10月18日
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