張徳江氏がBRICS諸国議会フォーラムに出席

　BRICS諸国議会フォーラムが8日モスクワで開かれた。中国の張徳江全人代常務委員長のほか、ロシア上下両院議長、ブラジル上下両院議長、南アフリカ上院議長および下院副議長、インド下院国際委員長が出席。ロシアのプーチン大統領が書面で祝辞を寄せた。出席者は世界の政治・経済問題への対処、議会協力の強化などについて見解や主張を表明した。

　張氏は「現在の情勢下、BRICS諸国は開放、包容、協力、ウィンウィンの精神に従い、交流と協力を強化して、世界の政治・経済問題に対処し、人類の平和的発展を促す過程で建設的役割を発揮する必要がある」と指摘。次の4点を提言した。

（１）世界の平和・安定と国際公平・正義を共同で維持し、国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を促す。

（２）連携して共同発展を後押しし、国家の繁栄・富強と民族振興を実現する。

（３）各分野の実務協力を深化し、互恵・ウィンウィンの利益共同体の構築に努める。

（４）世界経済ガバナンスの整備を後押しし、発展途上国と先進国の共同発展、均衡ある発展を促す。

　各国代表もそれぞれ発言。成果文書を発表して、議会協力の役割を発揮し、BRICS協力の踏み込んだ発展に積極的な貢献をする意向を表明した。（編集NA）

　「人民網日本語版」2015年6月9日