青島海洋化学・技術国家実験室が18日に発表した情報によると、同実験室の研究者は先ごろ総合科学調査船「東方紅2号」に乗船し、マリアナ海溝で水深1万メートル深海科学調査任務を完了した。マリアナ海溝で1年弱連続稼動した計器・装置を回収し、中国が独自に開発したウェーブグライダーと深海高画質カメラなどの海洋科学調査設備の試験を行った。新華社が伝えた。
同航行段階首席科学者、同実験室海洋動力過程・気候変動機能実験室教授の田紀偉氏によると、今回の航行段階では同実験室が構築したマリアナ海溝海洋化学総合観測ネットワークの資料を回収した。観測ネットワークには5つの深海科学総合観測ブイ、9つの海底地震計、1つの深海海底境界層測量システムなどの設備が含まれる。これらの海洋計器・装置はマリアナ海溝で、1年弱連続稼動していた。
田氏によると、科学者はさらにマリアナ海溝大断面の全水深海洋環境調査、大体積海水サンプル収集、深海海底沈積物サンプル収集を行ったということだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月19日
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