中国乳業協会の高鴻賓会長は福州市で開かれた第5回海峡両岸低温殺菌牛乳発展フォーラムの式辞で、「牛乳の飲用は体にいいが、可能であれば一番いいのは低温殺菌牛乳を飲むことだ」と述べた。中国青年報が伝えた。
同フォーラムに出席した中国乳業協会乳製品工業委員会の顧佳昇副主任は、次のように説明した。
市場でよく目にする牛乳には、超高温殺菌牛乳、還元乳、低温殺菌牛乳がある。超高温殺菌牛乳は常温保存と品質保持期限の延長を目的とし、超高温殺菌殺菌技術を採用しているが、牛乳に含まれる多くの成分を損ねている。還元乳は粉ミルクを原材料として生産した牛乳で、その加工方法は牛乳の栄養価をさらに損ねる。低温殺菌牛乳は牛乳の安全性を保証し、牛乳の鮮度と天然の栄養素を最大限に維持する。しかし低温殺菌牛乳は摂氏2−6度で冷蔵を行わなければならず、品質保持期限は5−7日のみだ。生産・加工の条件が厳しいことから、国内での生産・消費率は2割ほどに留まっている。しかし先進国で販売されている牛乳の多くは低温殺菌牛乳なのだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月9日
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