中国中車が発表した情報によると、時速600キロの高速リニア、時速400キロの国を跨ぐ連帯運輸高速列車などのプロジェクトを含む、国家重点研究開発計画先進レール交通重点特別プロジェクトの第1陣となる3件のプロジェクトの始動式が北京市で開かれた。これは中国で初めて企業が中心になり実施する国家重点特別プロジェクトであり、中国の科学技術管理体制改革特別プロジェクトの試行が始まったことを意味する。京華時報が伝えた。
今回始まったリニア交通システム重要技術プロジェクトの主要目的は、高速リニア交通システムリニア・けん引・制御中核技術を把握し、中国独自の世界的な適応性を持つ次世代中・高速リニア交通システム中核技術・体系及び基準・規範体系を形成し、中・高速リニア交通システムと設備の完全な自主化・産業化の能力を備えることだ。
同プロジェクトには具体的に、時速600キロの高速リニアプロジェクト、時速200キロの中速リニアプロジェクトが含まれる。うち前者は中車四方股フン公司(フンはにんべんに分)が担当し、全長5キロ内の高速リニア試験線を建設し、高速リニア試験車両を開発する。プロジェクトは完全に独自の知的財産権を持つ、設計上の最高時速が600キロ以上に達する高速リニア輸送システムを開発し、線路での集約・模範と試験・検証を行う。世界トップレベルの基準・規範体系と総合評価方法を形成し、新型永久磁石同期モータ混合リニアシステムを開発する。海外の同類の高速リニアと比べ、エネルギー消費量を35%削減し、電磁石の温度上昇を40度下げ、単位当たりペイロードを6%以上軽減する。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月24日
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