2016年10月21日  
 

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習近平主席がフィリピン大統領と会談 中比関係の発展に4提案

人民網日本語版 2016年10月21日11:26

習近平国家主席は20日、フィリピンのドゥテルテ大統領と人民大会堂で会談した。双方は両国の根本的利益、共通利益の観点から、民衆の期待に添い、中比関係の全面的改善を実現し、一層の発展を得て、両国民に幸福をもたらす考えで一致した。人民日報が伝えた。

習主席は「中比は共に発展途上国であり、団結、助け合い、協力、発展がわれわれの共通の目標だ。われわれの間には困難もあったが、善隣友好の感情の基礎と協力の意欲に変更はない。中国側はフィリピンとの関係を非常に重視しており、フィリピン側と共に努力し、政治的相互信頼を強化し、互恵協力を深化し、溝を適切に処理し続けることを望んでいる」と指摘した。

また「両国の国交樹立以来の大部分の時期、双方は南中国海問題を双方間の対話と協議を通じて適切に管理・コントロールしてきた。これは発揚すべき政治的知恵であり、続けることのできる成功的実践でもあり、中比関係の健全で安定した発展を確保する重要な共通認識でもある。友好的な対話と協議を堅持しさえすれば、あらゆる問題について率直に誠意を持って意見交換し、溝をうまく管理・コントロールし、協力について話し合うことができる。双方は手を携えた共同発展を堅持し、両国の国民のために確かな利益をより多く図るべきだ」と強調。中比関係の今後の発展について4つの提案を行なった。

第1に、双方は政治的相互信頼を強化する必要がある。中国は国の主権を揺るがず守ると同時に、紛争の平和的解決を堅持する。双方は上層部交流を強化し、両国関係の発展に対して上層部の戦略的意思疎通が持つ先導的役割を発揮するべきだ。今回の訪問を契機に、両国の政府、政党、議会、地方の全面的な往来と協力を推進する必要がある。

第2に、双方は実務協力を展開する必要がある。両国の発展戦略を全面的に連結する必要がある。中国側はフィリピン側と「一帯一路」(the belt and road)の枠組で協力を強化し、互恵・ウィンウィンの実現について話し合うことを望んでいる。中国はフィリピンの鉄道、都市軌道交通、道路、港湾などインフラ整備に積極的に参加し、現地の民衆に幸福をもたらすことを望んでいる。企業の対フィリピン投資を後押しし、フィリピン経済のより良く、より急速な発展を手助けしたい。


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