華頓経済研究院(前「上海経済発展研究所」)は20日、上海で「2016年中国トップ都市100」を発表。上位3都市は北京(93.48ポイント)、上海(89.73ポイント)、広州(84.06ポイント)だった。以下、深セン、天津、成都、蘇州、杭州、重慶、武漢と続いた。広州日報が報じた。
昨年と比べると1-5位は全く同じ。6-10位のメンツは同じだったものの、成都が10位から6位に、杭州が9位から8位に、それぞれ順位を上げた。
同ランキングが発表されるのはこれで昨年に続き2回目。同ランキングは、国家統計局が算出した経済と非経済(ソフト経済)の一連の指標を基にまとめられている。うち、経済の指標は国内総生産(GDP)や住民の貯蓄の2つの分野で構成され、全体に占める割合は61.8%。非経済(ソフト経済)の指標は、科学教育、文化、衛生、生態環境の4つの分野で構成され、全体に占める割合は38.2%となった。
同研究院の瀋耀晗院長によると、このランキングは経済指標だけでなく、一つの都市の政治や経済、社会、文化、生態など「5文明」の建設・発展の水準を網羅的、科学的に測ることができる。
瀋院長によると、中国の都市は二極化が進んでおり、「両江(江蘇省・浙江省)両東(山東省・広東省)」の発展が際立っている。具体的には山東省からは15都市がランクインし全国最多。江蘇省、広東省、浙江省からはそれぞれ13都市、9都市、8都市がランクインした。一方、海南省、青海省、西蔵(チベット)自治区、寧夏回族自治区は、ランクインした都市がなかった。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年10月21日
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