モバイル資産運用プラットフォームの随手記がこのほど発表した報告書「2016年ホワイトカラーのダブル11消費行動調査」によると、ダブル11(11月11日のネット通販イベント)にネット通販を利用したホワイトカラーでは、前年同期の一人あたり平均買い物金額は1912元(1元は約16.1円)だったが、今年は前年同期比10%増加して2101元になった。またホワイトカラーでは500元以上消費した人が60%に上ったという。「北京日報」が伝えた。
同報告書によれば、ホワイトカラーの91.1%が今年のダブル11でネット通販を利用して買い物した。都市別の消費状況をみると、北京市、杭州市、上海市の購買意欲が最も盛んだった。今年は北京の消費額が最高で、2558元に達し、全国各都市の首位に立った。アリババ(阿里巴巴)の本社がある杭州は2323元で、一線都市の上海を押しのけて2位になった。3位の上海は2148元だった。
男女別の人気商品は「百花繚乱」だった。女性にもっとも人気があったのはシートマスク、靴、身につけるものなど。意外なことに、粉ミルクや紙おむつ類などのベビー洋品が電子製品を上回って、男性からの注文数の2位に浮上したことだ。ここからホワイトカラーのパパやママがダブル11の消費者の大群の中で軽視できない消費層になりつつあることがうかがえる。
今年のダブル11はホワイトカラーの間で高い人気を博したが、それにふさわしい高い評価を受けているとはいえない。ホワイトカラーの56.6%が、「ダブル11の買い物では普段より金銭的には節約できたが、時間や気力を使わなければならなかった」と回答した。また「商品の値段をつり上げておいて、大幅に割り引いたようにみせる」、「各種クーポン券などがちょくちょく発行されるが実際にはなかなか使えない」といった問題が消費者を大いに悩ませた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月21日
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