ある生徒が小学校を卒業し、中・高・大学と進んで社会人になって、母校に再び戻ってきた時、彼はその生徒の名前を間違えずに呼びかけることができた。教師が「最も良く知っている人」という題目で生徒に作文を書かせたところ、多くの生徒が、彼のことを取りあげた。彼こそが、広東省佛山市禅城区玫瑰小学校で警備員を務めている段成華さんで、最近ネット上で大人気を博している。広州日報が報じた。
全校1千人以上の生徒の名前をしっかり覚えており、保護者の車のナンバープレートまで熟知していることから、「段おじさん」と子供たちから親しみを込めて呼ばれている。彼は、今や「ネット有名人」となり、さらには「最強の頭脳を持つ警備員」とネットユーザーから呼ばれている。
小学校の教師や保護者に段さんへの印象について尋ねると、多くの保護者がまず挙げたのは、「細かな心配り」ができる点だった。ある保護者は、「段さんは、お年寄りにとても気を遣っている。足の悪いあるお年寄りが生徒を迎えに来て待っている時に、警備室の近くに呼んで椅子に座らせてあげていた」と話した。
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