鄭宇氏
米国を中心としたコンピュータサイエンス分野の国際学会「ACM(Association for Computing Machinery)」は11月30日、公式サイト上で、世界中から選出した「2016年傑出した科学者」32人を発表した。受賞者32人のうち、中国大陸部の科学者は2人おり、うち一人は西南交通大学出身で同学の客員教授を務める鄭宇氏。もう一人は、マイクロソフトリサーチアジアのマルチメディア検索・マイニング(MSM)グループに所属する梅涛研究員だ。コンピュータサイエンス界において、世界で最も権威あるACMが授与する同賞は、受賞者が世界各地で重大な成果を挙げたことが広く公認されたことを意味する。華西都市報が報じた。
鄭宇氏は今年37歳。2007年、彼は「都市計算」なる概念を初めて打ち出し、この概念に基づき、現在および過去における道路網のモニタリングデータと、別の場所から得られたデータによる分析を進めた。その結果、国内300都市の指定スポットにおける向こう2日間の大気の質を予想することを可能とした。中国環境保護部(省)はすでに、彼の技術を採用済みだ。
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