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初の「中国的中国医薬白書」発表

人民網日本語版 2016年12月07日15:13

中国国務院は6日、「中国の中国医薬白書」を発表した。中国医薬の発展状況をまとめた白書が中国で発表されるのはこれが初めて。同白書は、中国医薬史の発展の道のりと現状、中国医薬の発展に向けた中国の政策や主な対策、中国医薬の継承・発展、中国医薬の国際交流・連携など、中国医薬の発展状況の概要を記している。新華網が報じた。

リオデジャネイロ五輪や杭州で開催された主要20ヶ国・地域(G20)首脳会議、最近上海で開催されたWHO「第9回健康づくり国際会議」など、大きな国際大会・会議で、中国医薬が世界で注目されていることが垣間見えた。

同白書の発表会で、中国国家衛生・計画出産委員会の副主任を務める、国家中国医薬管理局の王国強・局長は、「今年、中国外文局対外伝播研究センターが第4回中国国家イメージ調査を世界で展開した。同調査は、大手プロバイダーLightSpeed Research・グローバルサンプルデータベースの、G20のうち欧州連合(EU)以外の19のメンバー国をカバーした9500のサンプルを採用し、オンライン調査の国際基準に堅く従って実施された。調査結果によると、最も代表的な中国の要素として中国医薬を選んだ人の割合が50%に達し、初めて同調査が行われた2012年以降で、初めてトップとなった。また、中国の全体的なイメージも安定して向上し、新たな特徴も出現している。中国医学と緊密な関係にある武術が2位で、書道や戯曲、飲食などを遥かに上回った」と説明した。

同白書によると、現在、中国医薬は、183の国や地域に伝わっている。世界保健機関(WHO)の統計によると、現在、WHOの加盟国のうち、103ヶ国が針灸を使用しており、うち29の国や地域が法律・法規を制定し、18の国や地域が針灸を医療保険適用の対象にしている。また、漢方薬は、各国で医薬品として扱われるようになっており、シンガポール、キューバ、ベトナム、アラブ首長国連邦、ロシアなどで「薬品」として登録されている。さらに、30以上の国や地域が中国医薬関係の大学数百校を設置し、現地で中国医薬関連の人材を育成している。中国に本部を置く世界針灸学会連合は、53の国や地域と194の団体を会員として抱え、世界中国医薬学会連合は、67の国や地域と251の団体を会員として抱えている。

王局長は、「中国政府は、世界の伝統医薬の発展推進に力を入れており、WHOと密接に連携して、その発展に貢献している。現在、中国政府と関連の国や国際組織は、中国医薬の面において連携する86の合意書に調印している。また、中国政府は海外に設置されている10ヶ所の中国医薬センターをサポートしている」と強調した。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年12月7日

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