飛び込みの呉敏霞選手、現役引退を表明　人生の新たなステージへ

「この場をお借りして、私、中国の飛び込み競技選手・呉敏霞は本日をもって、現役を引退することを発表します」－15日午後、呉敏霞選手は、表彰式プレゼンターおよび年度最優秀シンクロナイズド板飛び込みノミネート賞受賞者として、「CCTV(中国中央テレビ)スポーツ界風雲児年度選考発表・表彰式」に出席した。その際、舞台中央に立ち、18年に及ぶ飛び込み競技選手生活にピリオドを打つことを明らかにした。北京晨報が伝えた。

中国選手として初めて30歳を過ぎてもオリンピック出場を果たした女子飛び込みの呉敏霞選手は、3度のペア組み合わせを経験し、オリンピック4大会に出場、計5個の金メダルを獲得した。さらに、さまざまな「中国初・中国で唯一」の記録を打ち立てた。「オリンピック4大会に連続出場した中国代表選手」、「オリンピックで通算5個の金メダルを獲得した中国代表女子選手」、「体操の鄒凱選手と並び、オリンピックで最多の金メダルを獲得した中国代表選手」、「オリンピックで通算7個のメダルを獲得した中国代表選手」―これらはいずれも、「中国初・中国唯一」の栄えある記録だ。オリンピックに出場した全ての女子選手の中で、彼女の金メダル獲得数は第12位、メダル獲得数は第36位。歴代の全オリンピック出場選手の成績ランキングでは、彼女は中国選手トップの第51位にランクインし、中国選手の中で最高の成績を収めた。