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ボランティアの大日方春菜さん「2年間の活動を通して」

人民網日本語版 2017年07月18日14:13

 「知っている外国語の数だけ見ている世界は広くなる」という考え方がありますが、私が2年間の活動中、常に目標においていたことは、「生徒たちが外国語(日本語)に触れることで、考え方や見ている世界の幅を広げてほしい」ということです。

 私が担当した授業は各クラス週1回だけです。限られた時間で、いかにこの目標を果たせる授業をするかは毎回の課題でした。

 例えば、「~てはいけません」という文型を教える時には、日本の街中でよく見かけるマナー向上のポスターを使って、日本のマナーや社会での常識の話をしました。「電車の中では電話をしてはいけません」というポスターを見た時、多くの生徒は「どうして?不便でしょ?何が悪いの?」と不思議がりました。中国では地下鉄やバスで電話をしても問題ありません、生徒たちも隣で誰かが電話をしていても、不愉快にならないと言いました。でも日本では違います。多くの人がうるさい、迷惑だと感じます。

 私がこの授業で教えたかったのは、日本語の文型ももちろんですが、自分たちとは違う考え方を持つ人や社会が存在するという事です。生徒の中には、これからずっと通遼を出ずに生活していく子もいます。日本の車内マナーを知っていても実践する機会は一生ないかもしれません。でも、多角的な考え方ができれば、日々の生活の中でぶつかる壁を乗り越え、問題を解決する大きな力になるはずです。そして、それを授業で伝えることが外国人教師の大きな役割だと思います。

 通常授業の他にも、この2年間で生徒たちは、多くの大会やコンテストに参加し、自校主催のスピーチコンテストや教師勉強会も開催しました。配属先の高校は地域の進学校に入れなかった生徒が集まる学校なので、私が最初に「コンテストに参加しよう!」と言った時、多くの先生は「この学校の生徒には難しいです。」と言いました。それでも、日本語学科の主任の協力のおかげで、初めて参加した合唱コンクールで銅賞を獲得しました。これがきっかけとなり、生徒たちは全国規模の大会で入賞を重ねていきます。表彰式や決勝大会に参加するために、初めて列車に乗る子供たちを連れて北京に行ったり、作文コンテストで特別賞を獲得し訪日研修に参加する生徒がでたりと、日本語の勉強を通じて、新しい世界に飛び込んでいく生徒も増えました。そんな成長の過程に日本語や私自身が少しでも関われたのなら、とてもうれしいことだと思います。

 私の2年間の活動は配属先の校長先生・主任・同僚教師に本当に支えられていました。次々に大会やイベントを持ちかけても、毎回参加を許可してくれた校長先生、日々の業務に追われているのに練習時間を確保し、指導してくれた日本語学科の同僚たち。毎回の授業も、先生たちのフォローなしには成り立ちませんでした。そして、それらすべてをまとめてくれた日本語主任には本当に感謝しています。彼らの努力や協力のおかげで、通遼市カールチン区第三高校の日本語学科は成長を続けています。配属当初100名程度だった日本語選択者は400名まで増え、毎年新任教師が着任しています。私が帰任しても、この学校の先生たちが日本語学科を「生徒の世界を広げる場所」として発展させていってくれると信じています。

 青年海外協力隊員 内モンゴル自治区通遼市カールチン区第三高校 日本語教師 大日方春菜

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 「人民網日本語版」2017年7月18日

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