高速鉄道、国産大型旅客機C919、スーパーコンピューター「天河1号」などは、政策のサポートや増加を続ける研究開発費などの恩恵を受けている。近年、中国はハイエンド器材製造業、情報技術業界、基礎的材料科学などの分野のイノベーション能力を強化し続けている。
今後5年、イノベーションが中国経済の成長を導く切り札となるだろう。連氏は、「中国はイノベーション型国家建設を強化し、テクノロジーの体制改革を深化させ、企業が主体で、市場重視の産学研が深く融合した技術イノベーションシステムを構築するだろう。同時に、国際レベルのテクノロジー人材やイノベーションチームを数多く育成するだろう」と予想している。
——国際的地位が継続的に向上
開放は、中国経済が長期にわたって安定して成長するためのカギだ。ここ5年、その扉はどんどん開かれ、中国の発展だけでなく、世界の発展さえも促進するようになっている。
13-16年、中国の世界経済に対する寄与率は米国やユーロ圏、日本の総和を超えた。「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブや人民元の国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)入りなどにより、中国は世界の貿易・金融体系の成長の源、安定のイカリのような存在となっている。
「これは絶対に変えることができない流れ」とする徐氏は、「今後もかなり長い期間、中国は世界経済を牽引するだろう。国際的地位や影響力が向上するにつれ、中国は他の発展途上国に自身の経験を提供できるだけでなく、世界のガバナンス体系や規則制定においてもさらに大きな役割を果たすだろう」と強調している。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月30日
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