中国人民大学重陽禁輸研究員の董希▼(品の口が水)シニア研究員は、「分割払い消費市場の発展ペースは速いが、玉石混淆でいいものも悪いものも混在しており、サービスには虚偽宣伝を行っているものも多い。消費プラットフォームが分割払い業務を展開する主な目的は、ユーザーを開拓して分割払い消費を利用してもらうようにすることにあるが、ユーザー開拓の方法は主にオフライン経由で、サービス担当者が業績を上げるため、消費者を誘導するケースが多い。一部の店舗では仲介サービス費用を低く抑える一方、商品の背後に隠れた手続き費用、サービス費用を実際には利息よりも高く設定して、消費者の苦情を封じ込めている。
分割払い消費は爆発的に人気を集めるが、理性的にうまく利用するには、上手に管理するにはどうしたらよいだろうか。
董シニア研究員は、「監督管理サイドについて言えば、インターネット金融に特定したガバナンスの取り組みを引き続き掘り下げて展開し、各種分割払い消費サービスプラットフォームに対する整備を強化する必要がある。経営が秩序を失い、管理が混乱したプラットフォームについては、規定に基づいて合格・登録とならなければ、思い切って閉鎖する措置を執らなければならない」との見方を示す。
また董シニア研究員は、「目下の中国の与信市場にはさらなる改善が必要で、業界の多重債務問題は完全に解決されたとはいえない。将来は国家レベルの信用データ共有が実現した後に、業界全体がより健全で秩序をもった発展を遂げるようになると確信する」と展望を述べる。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年10月30日
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn