米紙「ワールドジャーナル」の報道によると、「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)のキャンペーンは中国の消費者を熱狂させたのみならず、海外で中国人が経営するレストランも流れに乗ってブームに沸き、「11月11日シングルパーティ」などの名目でさまざまな交流イベントが行われ、大勢の若者が参加した。中国新聞網が伝えた。
「ダブル11」のショッピングイベントが始まってから、「独身者の祭り」などと言われる11月11日が年々賑やかなイベントデーになり、米国の大規模セール「ブラックフライデー」にも引けを取らなくなってきた。中国人が経営するレストランでは、さまざまなグルメキャンペーンが打ち出され、「仲人」に扮した人が各地から若い男女を集め、交流パーティを催して、未婚者のための橋渡しをしたところもある。
シカゴのチャイナタウンにある天府小吃店では、11日夜に集まって火鍋を食べるイベントが行われた。オーナーの唐さんは、「この日は単価21.98ドル(1ドルは約113.6円)の火鍋食べ放題コースが19.99ドルになるほか、食事中にさまざまな交流企画があり、たとえばゲストが『最も感動的な恋愛エピソード』を語った人を選んで、店側から提供された299ドル相当のバラのプリザードフラワーを贈ったり、元カレの面白エピソードを披露した独身男女に抽選で358ドル相当の多機能炊飯器、100ドル相当の(人気ケーキ店の)LADY-Mのケーキ、当店の食事券を贈ったりした」と述べた。
主催者の一人・王キャンディスさんは、「今回の『ダブル11脱独身火鍋パーティ』には、約50人の参加者があり、若くて仕事も収入もある人が多かった。火鍋で寒さを吹き飛ばし、新しい友達をたくさんつくることができた」と振り返った。
リンカーン・パーク近くにある上海料理レストランのシャインでも、独身の日の昼に集まって食事するイベントが行われ、30数人が参加した。参加した王さんの話によると、「このレストランは隠れ家的な店で、いつもならかなり前から予約しないとだめで、一人あたりの平均支払額も約35ドルと高かった。でも『ダブル11』のイベント参加費にはチップと税金が含まれ、一人25ドルで済み、学生にとっては非常にお値打ちだった」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月14日
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