中国企業が「爆買い」したその他の世界の大手企業
日本の家電メーカーを買収しているほか、中国の製造企業は近年、他の国でも「爆買い」を実施しており、自動車メーカー・吉利が10年に、スウェーデンのボルボを米フォードから買収した際は多くの中国人が喜びの声を上げた。
10年3月28日、吉利は18億ドル(約2000億円)でボルボを買収。この中国自動車史上最大の買収劇は大きな議論を呼び、「弱小の吉利にボルボの再建をする力はない」との声も上がった。しかし、統計によると、ボルボは08年の金融危機の影響から完全に脱し、16年の世界での販売台数が53万4332台と、3年連続で過去最高を更新した。
吉利のボルボ買収のほか、聯想(レノボ)がIBMのパソコン事業やモトローラ・モビリティ、海爾が米General Electric(GE)社の家電事業、中国海洋石油がカナダ石油大手ネクセン、TCLがフランスの大衆消費電子メー力トップ4に入るトムソン、美的がドイツのロボット大手クーカ、双匯が米豚肉加工大手スミスフィールド・フーズ、北京首農グループと中信農業がアヒルの一種であるチェリーバレー種の飼育大手、英チェリーバレー・ファームズをそれぞれ買収した。これら各業界の買収劇は大きな注目を集めた。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月17日
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