海外では近年、中国語を学んだり、餃子を作ったり、灯籠を飾ったり、チャイナドレスを着たりなど、中国要素が人気を集め、「中国ブーム」が巻き起こっている。中でも、世界中で「中国語ブーム」が加熱しつつあり、中国語を勉強してマスターするというのが、多くの国の人にとって、オシャレで実用的なことになっている。西洋諸国の主流メディアは、注目を集めるために、漢字をローマ字表記するなど、中国要素を報道に盛り込み、外国の企業なども中国要素を活用して商機をつかんでいる。中国新聞網が報じた。
中国の民謡を披露する、流ちょうな中国語を話す米国の女性司会者と男性(撮影・楊青)。
【3歳の子供から64歳の女性までが中国語学ぶ】
近年、世界各地の中国語教室が明らかに増加している。カリフォルニア州ロサンゼルス郊外にあるパサデナシティカレッジ (PCC)で中国語の授業計画を担当する責任者・魏瑞琴さんは、「当校の中国語クラスには9歳の子供もいれば、64歳の女性もいる。当校は1979年から中国語の授業を行っているが、当初はほとんど学生がいなかった。でも、今は各クラスに学生が数十人いる。中国語を学ぶ人が増加しているほか、中国語の授業では、多くの専門家や特殊なグループが競って学ぶようになっている」と話した。
英国では、中国語が正式な授業に盛り込まれている。ロンドンに今年9月、欧州初となる、半日は英語で、半日は中国語で授業を行う小学校が設立された。シンガポールの華字紙「聯合早報」の報道によると、同校は第一陣として3-4歳の学生15人を受け入れた。その過半数が中国語が全くできない子供だ。同校の創始者は取材に対して、「欧州の人が中国語をマスターしたいなら、子供の時から始めなければならない」と語った。
11月初め、ロシアは、中級義務教育(5年生以上)を対象とした中国語授業に関する計画を策定し、それをベースに全国統一試験を実施することを検討している。
ネパールで中国語を学ぶ学生ら(撮影・符永康)。
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