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音楽で中日友好を築く——中国国家大劇院管弦楽団首席指揮の呂嘉氏

人民網日本語版 2017年11月24日09:23
音楽で中日友好を築く——中国国家大劇院管弦楽団首席指揮の呂嘉氏
東京オペラシティで、東京フィルハーモニー交響楽団の指揮を務める呂嘉氏(11月21日撮影)。

東京オペラシティのコンサートホールで 21日午後、呂嘉(リュー・ジァ)氏が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団がチャイコフスキー「交響曲第5番」を演奏し、美しい音色で観客を魅了した。新華網が報じた。

コンサートのリハーサル終了後、呂氏は取材に対して、「音楽に、言葉や国境、歴史の壁はない。音楽は全ての人に愛されている。今回のコンサートを通して、中日両国の国民が親睦を一層深め、平和で友好な未来を展望することを願っている」と語った。

今年は中日国交正常化45周年であるのを記念して、東京フィルハーモニー交響楽団は24日夜に「日中国交正常化45周年記念公演特別演奏会」を行う。同演奏会で、中国国家大劇院音楽芸術総監・管弦楽団首席指揮の呂氏が指揮者を務め、イタリアのピアニストのセルジォ・バイエッタ氏がピアノ協奏曲の独奏を披露する。

「中日両国には、貴重な文化の根源と歴史的連携がある。中日友好はアジア、ひいては世界の安定を促進させる上で、大きな役割を果たす。今回のコンサートは、中国人指揮者、日本の楽団、イタリア人ピアニストが共演し、さらに中国の曲を通して平和な文化を伝える。日本の音楽家や観客がさまざまな民族の文化の美しさを感じることができることを願っている」と呂氏。

国際的に高い評価を受ける一流の指揮者である呂氏は、東洋と西洋の音楽を深く理解し、完全にマスターしており、現代音楽芸術に、中国の名を深く刻むのに寄与している。呂氏は上海の音楽一家に生まれ、中央音楽学院を卒業後、24歳でドイツに留学し、26歳の時にイタリア・トリエステ市国家オペラ院の音楽総監を務め、31歳でシカゴ交響楽団で指揮者を務めた初の中国人指揮者となり、41歳でイタリアのアレーナ・ディ・ヴェローナで音楽総監を務めた。さらに、世界一流のオペラハウスやオーケストラでも指揮者として2000回以上の公演を行ってきた。呂氏が東京フィルハーモニー交響楽団と共演するのは今回が初めてだ。

東京フィルハーモニー交響楽団は1911年に創立された歴史ある交響楽団で、中国でも何度も平和・友好公演を行っている。今回約4時間のコンサートを行うことに関して、呂氏は、「アジアの有名な交響楽団と共演できてとてもうれしい。東京フィルハーモニー交響楽団がとてもプロフェッショナルであることに感銘を受けた」とし、「プロフェッショナルであることは、企画や計画だけでなく、演奏者らの演奏にも表れている。音と音は調和が取れ、指揮者の求めていることへの反応、理解、実行などは、世界レベルのプロの交響楽団であることを示している。これらの面で、東京フィルハーモニー交響楽団のパフォーマンスは素晴らしい」と絶賛した。

東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターである近藤薰氏は、「今回のコンサート開催に当たり、初めての共演であるため、出演者は初めは緊張して、ぎこちないところがあった。しかし、練習や音楽の交流を通して、少しずつリラックスし、どんどん息が合うようになった。最終的に、みんなのパフォーマンスが一つになり、とても素晴らしいコンサートになっている」と紹介した。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年11月24日

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