雲南の観光地、「顔認証」で入場可能に 来年試行スタート

「顔認証」による入場、スマート駐車場、現地のライブ中継をVRで閲覧など。今後、雲南省を訪れる観光客は、携帯端末に関連アプリをダウンロードすれば、このような機能を活用し、気軽に観光名所を遊覧することができるようになる。昆明■池国際コンベンションセンター（■はさんずいに真）でこのほど開催された「2017中国国際旅遊交易会（旅交会）」の雲南ブースで展示された「携帯ひとつで雲南を旅する」は、多くの来場者の関心を集めた。山西日報が伝えた。

展示ブースの「顔認証登録」コーナーで正面の顔写真を撮影すれば、紙版の入場券や身分証なしに、改札機で顔認証により入場できる。現場係員の張信赤さんは、「今後、全国各地から雲南を訪れる観光客は、顔認証による観光地入場が全面的に可能になる。また、全国のどこに居ようとも、出発前に自宅で雲南観光地のライブ中継を鑑賞する、あるいは宿泊施設のVR体験ができるようになる」と紹介した。さらに、観光客は、観光地の駐車場予約やトイレのスマート検索などを、携帯端末を通じて行える。また、衛生的な問題、白タク、闇ガイドなどを発見したときには、携帯端末の画面をタップするだけでクレームを行うことも可能だ。クレーム対応の進展状況もリアルタイムに更新される。

関連部門はすでに、技術プランの選択、ビジネスシナリオの設計、観光地情報化基準などのガイドライン制定作業を終えており、2018年3月には、「携帯ひとつで雲南を旅する」の主体機能応用開発を完成させ、試行をスタートする計画という。（編集KM）

「人民網日本語版」2017年11月24日